
■グラサントレーナー“Roo(ルー)”とは…?
早大ラグビー部佐々木組の学生トレーナーとして、早大の大学選手権連覇、日本選手権でのトヨタ自動車戦勝利に貢献。卒業後、南半球へと旅立ち、現在はオーストラリアの某強豪プロチームで修行を続けるさすらいのトレーナー。トレードマークはサングラス。
本人によるブログは(http://gurasantr.exblog.jp/)。
※“Roo”のスポーツクリ
ニック」についてご意見・ご感想はこちらへどうぞ
お問い合わせ先 rugbycolum@wasedaclub.com
“Roo”のスポーツクリニック
Vol.27 試合前のエネルギードリンクって意味あるの?投稿日時:2008/06/17(火) 10:43
試合前にエネルギードリンクって意味あるの?
数回続けて、水分摂取について書かせてもらっていますが、今回も水分摂取に関わったことです。キーワードはカフェイン。
試合直前に、リポビタンD・リゲイン・Red bullなどのエネルギードリンクを大学生や高校生が試合会場で飲んでいる姿を目撃したことがありませんか?
何を隠そう、私が高校生の時の試合前はリポビタンDを欠かさず飲んでいました。
やる気になるというか、滋養強壮がつくというか、とにかく試合で良いパフォーマンスが出来るようになる気がしていたので、飲んでいました。
果たして、試合直前のエネルギードリンクはパフォーマンスに好影響を与えるのでしょうか?
答えはNoです。
その主な理由はカフェインです。
上記のようなほとんどエネルギードリンクは、もの凄い量のカフェインを含んでいます。
リポビタンD 1本 50mg
リゲイン 1本 50mg
Red Bull 1缶 80mg
コーヒー 1杯 40-180mg
コーラ 1缶 約40mg (各販売元のホームページより)
カフェインは2000年のアテネ五輪まで、一定量以上摂取するとドーピングの禁止薬物になる物質でした。理由としては、興奮作用があるためです。
カフェインには利尿作用があるので、スポーツをする前・中にカフェインを大量に摂取すると、給水しながら脱水をうながしていることを意味します。つまり、水分が身体に吸収されずに、そのまま排出されてしまっている感じです。これでは、脱水を誘発しているだけで、意味がありません。また、試合中や練習中にトイレに何度も行きたくなる可能性が強く、集中力の欠落も顕著です。水分補給の回でも紹介しましたが、一般に体内の水分の減少が体重の2~3%を超えると、パフォーマンス低下が顕著に見られるようになると言われています。利尿作用が強いと脱水が助長されてしまい、パフォーマンスに影響を及ぼします。
上記の飲み物の他にお茶類にもカフェインが入っています。小学校の時、試合の日によく母親に水筒に入ったお茶を飲み物としてよく持たされたものですが、スポーツ科学的にあまり良い事ではありません。麦茶にはカフェインは含まれていないので問題ありませんが、緑茶や玄米茶にはそれなりの量のカフェインが含まれています。スポーツ前後にこれらのお茶を飲む事も控えた方が良いでしょう。
また、コーラなどの炭酸飲料にも多くのカフェインが含まれています。もちろんコーヒーにはかなり大量のカフェインが含まれています。スポーツの前後はこれらの飲み物の摂取も避けるべきです。
確かにカフェインには興奮作用など、闘争心を高めるのに一躍する要素もありますが、それ以上に利尿作用による脱水を誘発するので、試合前のエネルギードリンクの摂取はあまりオススメ出来ません。
水分補給についての話が続いたので、それに関連したマメ知識でした。

■グラサントレーナー“Roo(ルー)”とは…?
早大ラグビー部佐々木組の学生トレーナーとして、早大の大学選手権連覇、日本選手権でのトヨタ自動車戦勝利に貢献。卒業後、南半球へと旅立ち、現在はオーストラリアの某強豪プロチームで修行を続けるさすらいのトレーナー。トレードマークはサングラス。
本人によるブログは(http://gurasantr.exblog.jp/)。
※“Roo”のスポーツクリ
ニック」についてご意見・ご感想はこちらへどうぞ
お問い合わせ先 rugbycolum@wasedaclub.com
























