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Vol.9「二つのフットボールのW杯問題」[楕円球コラム~Extra~ 「清宮克幸の理事室」]

投稿日時:2010/04/28(水) 13:23

 「楕円球コラム」愛読者の皆様、こんにちは。ゴールデンウィーク直前ですが、不安定な天候で体調など崩されていませんでしょうか?
 さて今回の理事室では、開幕まで50日を切ったサッカーW杯と、アジア最終予選が始まったラグビーW杯について、清宮専務理事にちょっと真面目に考察していただきました。


――清宮さんは中学時代はサッカー部に所属されていたそうですが、ポジションはどこで、どのようなタイプの選手だったのでしょうか?

「私の出身中学は、おそらく大阪市内で最もグラウンドが狭いところでした。斜めにようやく50m走が測定できるような感じなので、部活も限られたスペースでしか活動できませんでしたね。サッカーではゴール前の練習しかできないといったイメージでしょうか。だから、ポジションはゴールキーパー以外全部…みたいな感じです(笑)。プレイヤーとしては、そのまま続けていればそこそこのレベルまで行けたのではないかと思います。シュート力とキープ力が取柄だったかな。だけど、とにかく上半身を持て余していましたね」

――現在ではサッカー日本代表の試合などはテレビで見られることはありますか? 今年はW杯イヤーということですが、4年前と比べて驚くほど関心が薄まっているように感じます。2月に行われた国立競技場での試合も観客が集まりませんでした(http://www.asahi.com/sports/update/0211/TKY201002110304.html)。これはやはり、代表の試合に対して期待感が高まらないからなのでしょうか? あるいはスター選手の不在が響いているのでしょうか?

「興行的な考えとしては、メンバーを早めに固定し、選手のキャラクターを引き出すことをするとか、岡田監督の個性(長所)を広報戦略に盛り込むとか策はあったと思います。でも違った側面からみると、日本企業のタイアップ力というかサッカー日本代表を使った企業のイメージ戦略に今のチームが乗れなかったことも大きいと思います。もちろん景気の問題もありますが……。
岡田監督の掲げる目標『ベスト4』を日本人がどう捉えるかですよね。私はリーダーとしてのこの発言は非常にポジティブに捉えていますが、世間では逆なんですかね。結果が出れば称賛され歴史に名を残す名監督ですが、それが伴わなければ地獄に落ちるようなことになる。これが企業にとっては乗れない一番の理由なのではないかと思います。スター選手は、これから生まれるのではないですか?」

――期待感という点では、ここにきて本田圭佑選手が注目を集めています。『UEFAチャンピオンズリーグ』でも活躍を見せましたが、これまでは代表で中心となっている中村俊輔選手と同じレフティーのMFで、またフリーキッカーという役割も重なるために出場機会があまりありませんでした。W杯本大会を前にして現れたこの貴重な存在をどう評価されますか?

「本田選手はたくましいですね。あのモスクワで結果を出しているのだから……。メンタル的な部分で信頼できる男は、メンバーにほしいものです」

――岡田監督はラグビーもお好きで、早稲田大学ラグビー蹴球部が優勝した際のイベントには必ず祝勝のメッセージを送ってくれています。また、昨年のブレディスローカップの前にはオールブラックスと共にイベントに登場して、試合の宣伝に一肌脱いでいただきました(http://southafrica2010.nikkansports.com/news/p-sc-tp2-20091028-560224.html)。同じ大阪出身として、また早大体育局の後輩としてエールを送ってもらえますか?

「先日、岡田監督の激励・壮行会に参加しました。プライベートな集まりでしたが、もう腹は括っている感じでしたよ。こういうときに奇跡が起こるのではないかという予感をさせました。私もカメルーン戦を現地で応援します」

――ラグビーのW杯の話に移りますが、来年のニュージーランド本大会へ向けてのアジア最終予選で5月1日に日本代表が初戦を迎えます(対韓国戦)。こちらの代表は強くなったのですが(現在、世界ランキング13位)、相対的に韓国や香港などとの差がつきすぎ、アジアではライバルが不在といった模様で、メディアに取り上げられることもほとんどない状態です。この現状についてはどう思われますか?

「韓国ラグビーは可能性が十分あります。スポーツエリートを集めて中学からの一貫教育が簡単にできる国だと思うので、ぜひ強化に努めてほしいですね」

――代表が強くなっても、出場メンバーの3分の1近くを外国人選手が占めているために『どうしても、いまいち親近感がわかない……』という意見もよく聞かれます。この外国人枠の問題については、どう考えられますか?

「これは、『それが日本ラグビーのため、日本人のラグビー選手のためになるかどうか?』という議論が必要です。ファンにとってはそれは問題でなくても、国を挙げての応援・支援をもらうには、『日本人の可能性をラグビーという競技を使って証明する』というのが一番説得力があり、分かりやすいですからね」

――余談になりますが、4月10、11日にフランスで行われた世界各国の大学で争う「フレンチ・リビエラセブンズ」に辻新監督と有田隆平主将が率いる早稲田大学が招待され、見事に優勝して世界一の称号を得ました。この成果については、どう評価されますか?

「遠征で結果を出すのは実力だけでない、運や何かが必要です。それを新しいコンビが見せてくれたのは嬉しいです。先日は早稲田大学ラグビー蹴球部の入部式と新歓試合を観てきました。久しぶりにいい空気を吸って気持ちよかったですね」


 ということで、清宮専務理事は6月に南アフリカへ行かれるとのことです。
 質問やご感想がありましたら、お気軽にコメント欄にお願いします。
 清宮さんも、皆様からのコメントを楽しみにお待ちしています。ちなみに全然怖い人ではありませんので(笑)、ホントにお気軽にどうぞ!

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