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チア東京
ブログ 2011/1
Vol.12「ラグビーシーズン 2010-2011」[楕円球コラム~Extra~ 「清宮克幸の理事室」]
投稿日時:2011/01/25(火) 11:18
『楕円球コラム』愛読者の皆様、今さらとなりますが『明けましておめでとうございます』。本年もよろしくお願い申し上げます。寒波が続いている中ですが、体調は崩されておりませんでしょうか?
今回はもちろん、佳境のラグビー&moreについて清宮専務理事にお話を伺いました。
――全国大学ラグビー選手権は、帝京大学の連覇という形で幕を閉じました。『ラグビーマガジン』2月号の記者予想でも評価の低かった同校ですが、昨年の初優勝時と同様に『対抗戦4位』という位置から、関東学院、慶應、東海、早稲田といった強豪校を『これしかない』という戦略で次々になぎ倒しての優勝は、『天晴れ!』というしかない結果だと思います。今季の帝京の戦いぶりを見て、どのような印象を受けられましたでしょうか?
「確かに『これしかない』という勝ち方でした。違うラグビーをしていたら対抗戦のような結果になっていたでしょう。裏返せば『これしかない』形が出るようなゲームプランで臨んだ早稲田が駄目だったということになる」
――本題のラグビーを伺う前に、清宮さんが公式ブログでも触れているように(http://athlete55.com/kiyomiya-katsuyuki/2011/01/14/blog-383/#more-7788)、早稲田スポーツについても軽くリップサービスをお願いします(笑)。今季は第100代目主将・斎藤佑樹が率いた野球部が、創部以来初めて明治神宮大会を制覇しました(http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2010/news/p-bb-tp1-20101119-704022.html)。プロ野球には自身を含めて3人の投手がドラフト1位指名というオマケつきです(http://www.sanspo.com/baseball/news/101028/bsn1010282231006-n1.htm)。
何かを『持ってる』男、佑ちゃんフィーバーが早くも始まっているのですが、現時点での彼の境遇については、どう感じますか? 同じく学生スポーツ界のスターであった清宮さんや同期の小宮山悟投手と比べて、いかがでしょう。
「宿命ですね。結果を出さなければいけない状況にどんどんとはまっている。でも、この状況を楽しんでほしいですね。学生時代の比較? お話になりません!(笑) 歩いていても、気づかれないからね。自由になんでもできましたよ」
――駅伝に目を転じますと、ワセダクラブの理事でもある渡辺康幸・駅伝監督が率いて7年目の競走部が、ついに18年ぶりに箱根路を制しました! しかも大会直前でエース級の二人を欠きながら、大会新記録というオマケつき(http://www.sanspo.com/sports/news/110104/spg1101040506007-n1.htm)。学生三大駅伝を完全制覇という偉業達成でした。特に『谷間の世代』と言われていた4年生(猪俣、高野、北爪、中島)の奮闘が目立ったのですが、その後、渡辺監督とは連絡を取ったりされましたか?
「早稲田らしい勝ちっぷりでした。チームで勝ちとった勝利って感じですね。最終区、ケガ人がいなければ出られなかった4年生(中島主将)が結果を出した。これですよ、チームスポーツは! ひとりでは出来ないことが出来てしまう。よかったですね。
ナベ(渡辺監督)とは昔からのつき合い。結果が出ない時は、言いたいことを言ってきましたけどね……。優勝後は、メールで『おめでとう!』と連絡したかなー」
――そして、正月スポーツの締め括りとなるのが1月9日の大学ラグビー決勝です。確実に『都の西北』へ向けて追い風が吹いているように感じられました。今季は4年生に山中らのタレントと有田という名キャプテンが揃い、2日の準決勝でも早明再戦に圧勝したために、取って置きの美酒を用意して優勝を待ち構えていたファンも多かったようですが(笑)、『早稲田のラグビー』を全くさせてもらえないまま敗戦しました。一言で言うと、覇権を奪回できなかった原因はどのようなことだと思われますか?
「決勝戦は『これで勝つ』という気持ちで臨んだチームが勝っています。帝京にはそれがありました。早稲田はいつもどおりにプレーした。そこの『徹底度』だと思いますが……。
キックオフDFから早稲田はいつもどおりにハイパントを蹴った。帝京は自陣深くからFWで継続プレーを選択した。それが答えでしょう」
――ラグビーライターの大友信彦さんの調査によると、『監督初年度のチームは、大学選手権では日本一になれない!』というジンクスがあるそうです。清宮ワセダも中竹ワセダもそうでしたし、古くは上田ケイオーや武村ホウセイも、そのジンクスに当てはまるようです。寺西監督が率いた1996年度の明治だけは、それ以前に北島忠治監督のご闘病で実質的には寺西さんが監督だったため省きますが、1976年度の大東ワセダ(大東和美監督=現Jリーグチェアマン)がジンクスを打ち破った最後の例になると……。やはり、想像以上に監督1年目のマネジメントは難しいのでしょうか? 経験者としての見解はいかがですか?
「たまたまでしょう(笑)。でも安全にいってしまうのかなー」
――逆の例をいうと、清宮ワセダも中竹ワセダも、古くさかのぼれば木本ワセダ(1987年度)も2年目に大学選手権を制し、木本ワセダは社会人覇者の東芝府中まで破って『最後の学生日本一』として歴史に刻まれています。まだ日本選手権という舞台も残っているなかで恐縮ですが、監督として、また選手として『2年目の進化』を経験された清宮さんとしては、辻ワセダの2年目にどのようなことを期待されるのでしょうか?
「それは辻にプレッシャーだなぁ。選手も替わって、年度も替わって、気づいたら成長していたみたいな感じでいこうよ! でも、監督業って経験を積めば積むほど、引き出しが多くなり、正解のアベレージが高くなる仕事なので、自分の仕事をしっかりと振り返ってほしいね」
――試合を裁いて頂いているレフリーに対して大変お行儀の悪い質問だと存じてはいますが、決勝の笛は特に前半戦、細かすぎて選手たちに伝わっていないようにも感じられました。同じような違和感を2回戦の慶應に対しても抱いてしまったのですが、大学選手権というノックダウン方式の大会で、突然あのようなテストマッチ級の細かいホイッスルを吹かれるという現状は、試合をする選手にとっていかがなものかという懸念があります。帝京は昨年度の1回戦(対関東学院戦)と決勝戦(対東海戦)、そして今年度の2回戦(対慶應戦)と同レフリーの笛を経験しており、その経験もあって自分たちの持ち味を存分に発揮できたという感想を持った次第なのですが……。清宮さんの意見はいかがですか?
「レフリングが変われば勝者が変わっていた…という歴史はたくさんあります。それがラグビーです」
――あの帝京が用いた、四畳半程度のスペースを使ったラックの連続でのインプレー短縮戦術に対しては、どのような感想ですか? これ以後、強力FWを持つチームで、あのようなプレーが流行るのではないかという気がするのですが……?
「あのプレーを打破する作戦が成立するのが早いか? ルールが替わるのが早いか? ですね」
――熱心な早稲田ファンからは、国立競技場帰りの電車の車中で『なんか…。松井秀喜が星陵高校3年のときの甲子園で、全打席敬遠されて負けたみたいな気分』とボヤいていました。最後のカウントダウンの掛け声などは、まるでアメリカンフットボールの試合を観戦しているようでしたが、学生ラグビーも変わっていくものなのですね……。
「あれは、分かりやすくていいのではないですか」
――早稲田の首脳陣からは、『スクラムやブレイクダウンでの圧力は、対抗戦時と比較しても想像以上だった』。または『バックスの主力選手が卒業する来年度は、『1対1』はもちろんのこと、組織力をより高めていかなければいけないですね』といった声が聞かれました。来季、早稲田が帝京の大学選手権三連覇を阻むためには、いったい何が一番必要だと思われますか?
「敗戦の理由を接点のプレーだけに目をとらわれてはいけません。セットプレーの不安定さが大きなポイントです。ラインアウトでスローイングに不安があって、空いているところに投入できないのはさびしい限りです」
――『今シーズンはジュニア選手権でも入れ替え戦に回ってしまったし、1本目だけが突出していた感じだった。やっぱり来年度は層を厚くしないと勝てない』という明伯楽の意見も頂戴いたしました。特に若いフロントローの3人には負担が大きかった気が致します。清宮ワセダ時代は、黄金期の関東学院相手に『A・B・C・D4連勝』という、めでたい1日があったことも懐かしく思い出されますが、『層を厚くする』には何が必要なのでしょうか?
「それぞれのレベルで必要なことを厳しくやりきることでしょうか。それでも『早稲田のDNAは変わらずにある!』みたいな感じで……」
――高校ラグビーについても伺いたいのですが、全国高校ラグビー決勝の『東福岡vs桐蔭学院』戦は、対照的なチームカラーということや土曜日開催ということもあり、観客数やテレビ視聴率も例年より数字が良かったようです。桐蔭は軽量FWでBKの決定力を活かし、東福岡は自分たちの強みであるFWの推進力を活かして、同点で両校優勝という結末でした。1948年度以来の『同点で両校優勝』という結果だったのですが、ラグビーファンにとっては、両校のキャプテン同士がダチョウ倶楽部のコントのように『どうぞ、どうぞ』と表彰状や優勝旗を譲り合っている姿がほほえましく思えた反面、一般の視聴者からは、『何で延長戦しないの~!』という声も多かったです。清宮さんとしては、この試合とルールに関しては、どのような感想ですか?
「期待どおりの好ゲームでした。事前に両チームの監督と話す機会がありましたが、お互いに持っているものを出し合える良きライバル関係にあり、今後も歴史に残る戦いを期待します。延長戦は来年以降でいいでしょう」
――-初優勝した桐蔭学院のFB松島は中学生時代にワセダクラブでプレーしていた経験もあり、上井草族の方々からは『アイツは必ずここに戻って来る!』と囁かれていたのですが、そんな憶測よりも遥かに高い志で南アフリカのプロチーム『シャークス』入団を決意して旅立ちました(http://www.nikkansports.com/sports/rugby/news/f-sp-tp0-20110121-727274.html)。この彼のチャレンジについては、どのように思われますか?
「彼は早稲田に来るものだとばかり思っていましたが……。ポテンシャルは海外でも通用するとみています。すぐにでも代表スコッドに選ばないと……と、思うけどね」
――その松島のライバルであり盟友でもある東福岡のCTB布巻は、早大ラグビー部初の『トップアスリート入試(オリンピック種目の代表有力候補を選抜)』合格者として、4月から上井草でプレー致します。このような2019年日本開催W杯の主力となりうる存在を預かることになった早大ラグビー蹴球部としては、どのようにこの逸材を育て上げなければならないのでしょうか?
「彼のようなタイプは『教える』というより、『気づかせてあげる』みたいな感じではないかと思います。ポテンシャルは最高ですから、まっすぐ成長してほしいですね」
――最後になりますが、日本ラグビーの頂点を決める今週末(1月30日)のトップリーグ・ファイナルは、『三洋電機vsサントリー』に決定しました。この試合の勝敗を分けるポイントは、どの部分になるのかを教えて下さい。
「もちろん『サントリーのアタック』VS『三洋のディフェンス』という構図になります。ここ数年間、ずっと変わりません。試合を分けるポイントは、グラウンド状態や風でしょうか? しかし、秩父宮の芝は酷い状態で、昨日はテレビ解説でも『花園は霜対策でシートを掛けているんですけどねー』と言われていましたね。『秩父宮は何やっているんだ!』という感じです……。
準決勝のサントリーの決勝点は、足場の悪い場所でのスクラムで滑って、スクラムが崩れた瞬間に生まれた隙をサントリーがトライしたんですけど……。まぁ、見どころがたくさんあって、決勝にふさわしい試合が展開されるでしょう」
まだまだ熱戦が残されている中ではありますが、以上のように振り返ってもらいました。次回は、日本選手権終了後に今年度のラグビーシーンや来年度に向けてのことを尋ねてみたいと思います。この『楕円球コラム~Extra~「清宮克幸の理事室」』は次回をもちまして、いったん最終回とさせていただきます。
一部で行われた報道については、現在はまだお答えできる状態ではありませんが、清宮専務理事への質問やメッセージをコメント欄にいただけると幸いです。最終回の参考とさせてもらいたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
■Vol.57 可愛い新人&頼れる母さん[ラグビー レディース通信]
投稿日時:2011/01/17(月) 18:19
(文責:Oくん、加筆:T)



■Vol.56 クリスマスサプライズ![ラグビー レディース通信]
投稿日時:2011/01/17(月) 18:17
サプライズ企画だったので、色々段取りを考えてグラウンドで待ち構えていた選手一同。
さあどうする?どうする?と皆でバタバタとしましたが、無事に渡せ終わればそれもいい思い出です。
そして、私たち選手にもそれぞれにもかわいいお菓子のプレゼント。ありがとうございます。美味しかったです。
更に!いつも練習の相手をしてくださっている早野さんから、NEWボールのプレゼントを頂いてしまいました!


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