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Vol.5 金正奎 確信と後悔、定めた覚悟―[WURFC2013『 Independence Day 』]

投稿日時:2012/07/19(木) 20:34




 

  2012年シーズン春。『後藤ワセダ』、逞しさを増したFWを軸に連勝街道を驀進。歴代のチームと比較しても、その戦績は申し分なし。しかし…、すべてを終えた今、冷静に思いを巡らせると、自分たちのあるべき姿、課題がハッキリと見えてきた。



 「春は後藤さんにもらうメニューが新鮮で、それに満足してしまい、個人のスキルを伸ばす意識が疎かになってしまうところがあった。でも、それではいけないんです。自分たちに何が足りなくて、それに対してどう行動を起こすか。今、何をすべきか。ワセダの百何十人全員が他人任せではなく、自分がリーダーだという気持ちを持ってこそだと思います」…。



 その熱は間違いなくチームを動かす。すべてはまだ見ぬ『荒ぶる』のために。今年のワセダは、『自立』して勝つ―

 





WURFC2012 『Independence day Vol.5 』 金正奎
 

編集・疋田拡



 



―束の間のオフが明けた今はどんな時間を




  とりあえずは、ウエートで体を大きくしようということでトレーニングを重ねています。後藤さんも言われていたように、3月に戻る感じです。基礎体力の部分をやり直すことと、ポジション練習、レスリング部への練習にも行きました





―春の連戦を通して、やっぱり体はしぼんだ?




  これは中野さんとかもそうなんですけど、セブンズ、オール早慶明からずっと毎週試合に出続けて、正直体重は落ちてしまいました。もちろん維持しようと努力はしたんですけど、どうしても…。最初に増やした分から2,3キロ。なので、今はかなりヘビーなウエートをして、しっかり筋力をつけているところです





―今はどんな思いで毎日を。難しい時間とも言える




  これは後藤さんからもミーティングで言われたんですけど、今をどう過ごすかが大事だと。40日後にある帝京大との試合、そこにターゲットを置いて。目標が明確な分、この時期でもモチベーション高くやれています





― 一週間のオフが明けて再び集まったときの空気は




  一週間のオフを皆思い思いに過ごして、リフレッシュできて、締まってはいなかったかもしれませんけど…(笑)、また始まるんだという緊張感はありました。あとは、これからどういう練習が始まるんだろうという不安と(笑)
 

 

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―時間が経った今、改めて春シーズンを振り返ると



  スタートの関東学院大戦はすごくよかったんですけど…、相手のフィジカルが強くなってくると、受けてしまって、自分たちのラグビーができなくなってしまいました。正直、自分たちは体が小さいですし、そこの1:1で勝つのには限界がある。


 だからこそ、後藤さんも数で勝つ、セットスピードで勝つと言われているんですけど、結局2人目の寄りだとか、まったくできていなかったなと…。そこはこの春の一番大きな課題です。それでも、そんななかですべての試合で勝つことができたのは、大きかったと思います





―シーズンスタート前、後藤監督に対してはどんな思いを抱いていた?




  これは僕と(垣永)真之介でよく話してたことなんですけど、僕たちの代の新人練担当が後藤さんで、そのとき、この人は今まで出会ってきた監督と全然違うぞと、すごく新鮮だったんですよね。こんな人に指導を受けたら絶対に強くなるだろうって。


 なので、今年の監督が後藤さんになると聞いた時には、真之介と2人で、絶対にいけるぞ!と言い合いました。単純だと思われてしまいそうですけど…(笑)、それだけのものがある人です。新人練のときにそう感じていたので、後藤監督の下戦えるのは、純粋に嬉しかったです

 


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―後藤監督の下、こんな春シーズンに~の想像と比べて、実際のところは



  正直、セットプレーはもっとタイトになるのかなと思っていたんですけど、東海大戦を除いては安定できていた。そこはイメージしていたものよりよかったですし、ブレイクダウンももっとやられるのかなという感覚があったのは事実です。


 帝京大にしろ、東海大にしろ、ワセダに対してはしつこく、そこにかけてくるので、しんどくなるんだろうなと。ただ、ブレイクダウンについては、2人目のところの修正が最後までできなかったので、やはり辛くはありましたし、まだまだだと痛感しています





―やはり初戦の関東学院大戦は大きかった?あれで乗っていけた部分があるように映るけど




  まさかスタートの関東学院大戦であれだけいけるとは思っていなかったですからね。昨年シーズンを終わらされた相手ということで、やっぱり少し不安もありましたし。そこで手応えを感じるというのもおかしな話なんですけど、みんながいけるという感じになったのは間違いないです





―そこから右肩上がりでいけている感覚はあった?




  いやっ、僕はむしろ試合を重ねる度に、ちょっと落ちているのかなって。自分たちのラグビーができているときは相当いいですけど、流経大からの最後の3つは、相手のFWが強かったですし、近場で喰い込まれる場面が多くてしんどくなってしまいました。結局そこでやられてしまうと、ワセダは何もできないですから

 


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―最後の東海大戦を改めて振り返ると



  やっぱり、まずはスクラム。圧倒はされていないですけど、きれいに球が出ないシーンがあったのは、春初めての経験でしたし、そこでどう立て直すか、ゲーム中に対応できなかったのは大きな反省です。あとは、さきほども言った近場で喰い込まれる場面が多すぎたということ。


  昨年の帝京大もそうですけど、キープしてキープして、ワセダのアタック機会を少なくする戦術。東海大戦も結局1:1の勝負になってしまって…。そうではなく、数で勝って、プレッシャーを掛けられていれば、まったく展開は違っていたと思います





―後藤監督も「数で勝つ」、「スピードで勝つ」の意識が希薄すぎたと言われていたけど、実際プレーしていた側の感覚は




  単純に相手が強いとも感じましたし、これはよくないことなんですけど…、ワセダはどうしても他人任せというか、1人が1人を止めろ!という感じになってしまっていたと思います





―とにかくそれぞれが目の前の相手にブッ刺さってこい、みたいな?




  昨年だと、1:1で絶対に負けるなと言われていて、その変な癖というか、感覚というか、うまく切り替えられていないのかなと。昨年と今年のやり方では、また違ってきますから。やっぱり練習の段階から、2人目の寄りといった部分を意識できていなかったと、ビデオを見て確認しましたし、そこは今悔いの残るところです。もし、この春もっと意識高く取り組めていたら…って

 


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―これからも晒され続け、ワセダの命運を握っているであろう近場の攻防。数で勝つ、スピードで勝つ。実際に体現する、跳ね返すイメージは持ててる?



  そこはもう意識しかないと思ってます。あとは体で覚えること。練習がすべてだと思うので、春の反省をしっかり生かしてやっていきたいと思っています。体を大きくすること、タックルの強さ、精度といった部分は、それぞれ個人がいかに意識高く取り組めるかです





―東海大戦、負けてもおかしくはない展開だったけど、フィールドの空気は




  トライを取られているところはありましたけど、前半は全然いけるという感じでした。ただ、後半のしょっぱなでシンビンが出て、すぐに取られたときにはだいぶ…メンタル的にもしんどかったです。ここが一番しんどいところだから、がんばろうという声は出てたんですけど





―それでも負けなかったのはなぜ?何があったから?




  ラスト10分であれだけミスなく展開できてペナルティを誘えたということだと思います。それがあのゲームの唯一の勝因なんだろうなと





―その最後のところ、自身は既にフィールドを去っていた




  本当に申し訳ないなって…。この春、こういった形での交替が続いていたので。自分もメンタルが弱いなと痛感されられました。その点ではかなり悔いの残る春シーズンでした

 


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―同じく途中交替を余儀なくされた昨年の最後を思い出したりなんてことは…



  それはありますね。ここで負けたら自分のせいだ。自分は結局あのときから変われてないのかなって





―あのときのことは今でも心に残ってるもの?




  残ってますね。昨年は不完全燃焼というか…。何であそこで立てなかったんだろうとか。何て言うんでしょう、言葉にできない感じ、何とも言えないモヤモヤが負けてからずっとありました。悔しいというより、そういった感情です





―それでも先日の東海大戦はチームが勝った




  そうですね。同じようなシチュエーションのなか、チームが勝ったことに救われた部分はかなりあります

 


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―ブレイクダウンの手応えは。一次の精度、寄り、実際発生してからの体の使い方…色々な要素があると思うけど



  単純にボールキャリアが倒れ過ぎというのが一番だと思ってます。ブレイクダウンは、もうほとんどそこで決まるのかなって。粘って立っていることができれば、多少2人目が遅れたとしても入ることができますから。やっぱり簡単にバタッと倒れてしまっているときは、ノットリリースだったり、超えられてターンオーバーされたりしているので、まずはそこです。2人目うんぬんももちろんあるんですけど、キャリアがすべてだと思ってます





―そのためにも、アタックでの一次の精度が大事になる




  そこはずっと拘って取り組んできましたから。だいぶよくなってきたと思います。ただ、東海大戦は相手が一次から前に出て、ブレイクダウンにプレッシャーを懸けてきて、対策をしていたのか分かりませんけど、二次のところでも上手に人を集めてきた。


 あのゲームに関しては、一次のところでもっときれいに球を出せていたら~という思いがあります。例えば、最初のトライなどは一次で前に出て、簡単に取っている。ああいった形がワセダとしての理想。なので、これからも一次に拘っていく、やるべきことは変わらないです





―この春でフィットネスが向上した感覚は…




  それはありますね。めちゃくちゃしんどかったということはないですけど、調整もまったくしていないので。一番大きかったのは、毎週試合が続いて、ゲームフィットネスがついたことではないかと思います。それが東海大戦のラスト10分に出たんだろうと





―後藤監督が春を終える頃には、全員が迷いなく~という目標を掲げていたけれど、その点実際にプレーする側の感覚は。次はこうなる。フランカーの動きに直結する部分に思える




  東海大戦までは、セットが安定していた分、BKにも余裕があって、ある程度うまく順調にできていたと思うんですけど、東海大戦では球出しがうまくいかなかったときに、みんな焦ってしまって…。そういった想定外のことが起きたときに、自分たちのやりたいことができなくなって、それが迷いに繋がってしまった部分がありました。


 そういった状況にどう対応するか、これからの課題です。ただ、全体としてこう戦っていくんだという絵は描けていますし、スンナリ入ってきていますし、一次でこうして~のイメージもしっかりあるので、あとは精度の問題になってくると思います。まだ少し時間は掛かるかもしれませんが…

 


 
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―今シーズンのワセダの最終形、しっかり描けていると



  そうですね。その部分はずっと後藤さんに言われ続けているので。今年はこうやって~と、後藤さんの求めていることはしっかり見えています。その最終形が見えている分、今の段階で自分たちがどうあるべきかが分かりますし、課題も明確に認識できる。


 その課題が如実に表れたのが東海大戦です。あの試合は、数で負けてましたから。それを踏まえて、この夏2人目の意識をどれだけ変えられるかで、この先の結果が全然違ったものになってくると思ってます





―チームの幹になる部分、スクラム、モールは順調なのでは




  スクラムはだいぶというか、昨年と比べても全然違いますよね。今年の武器になっていると思います。ただ、これは真之介ともよく話すんですけど、チームとしてはいい方向に進んでいても、個人個人としてはダメなところがたくさんあって…。


 なので1番から8番まで、それぞれが課題を克服して、もっともっと意識を高く、スキルを上げていかなくてはいけないです。モールに関しては…、何でなんでしょうね?(笑)。こうやって押していこうというのがあって、昨年と組み方を変えているんですけど、それがしっくりきていると言うか、自分たちに合っているのかなと





―FWリーダーとしてこの春の総括を




  セットプレーに関しては、後藤さんからするとまだまだなんでしょうけど、悪くはなかったと思います。けど…、セットが終わった後、オンプレーのところの運動量は全然だなと。2列、3列の運動量がまだまだ少ない。歴代のワセダを見ていても、2列、3列が強いときは絶対に勝っていますから。そこはもっとプライドというか、拘りを持たなくてはいけないと思っています。


 今の両ロックはおとなしいですし、もっともっと自分を出していってもいいのかなと。というより、今のFWは気の優しい人間が多いんです。なので、もっとお互いガツガツ言い合えるくらい、それこそ『有田組』(一昨年)のような個性があればなって

 


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―最前列はなかなか激しそうだけど



  須藤などは凶暴なんですけどね(笑)。それこそ今はキャプテンと須藤くらいなので、もっともっと8人が自分を出して、言い合って、ぶつかり合っていけるようになりたいです





―そんなメンバーだからこそ感じる可能性は




  みんな性格はマジメなので、勤勉にプレーする集団にはなれると思っています。いい意味で。うまく言葉にできないですけど…(笑)。運動量、仕事量、それこそ羽生(憲久、2002年度優勝メンバー)さんみたいなところまで目標にしていきたいです。きついときにこそ勤勉にタックル、サポートできるのが一番。そんなFWになります





―FWリーダーとして心に置いていることは




  特別はないんですけど、僕は基本的に言うタイプなので、そこは変えずにいこうと思っていますし、グラウンドに立てば、学年は関係ない。それこそ、4年生だ!くらいの気持ちでやっています。極端ですけど、もしキャプテンが話さなかったとしても、自分とバイスがしゃべってうまくいくならそれでいいだろうくらいに

 


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―上井草の空気、どう感じてる?



  率直に言うと、練習自体が新鮮で、楽しんでできています。やらされているというより、今年は自分たちでやるんだという自主性があって、それが楽しめている要因なんだろうなと。やらされている感がない分、自分たちで雰囲気を作っていけて、それがいい方向にいっているんだと思います





―監督にはサラッと流されたけど、みなギラギラしているように見える




  それはあるかもしれません。後藤さんの練習って、僕たちをやる気にさせてくれるんです。やっていて、自分たちが伸びている、成長していくのが分かる。学生の間でも、空気の話にはなりますね。ひとりひとり、やろうとしていることがハッキリしているので、それが練習に繋がっていく。


 上から下まですべてのゲームに勝てた要因は、そういったところにあって、自分たちでやろうとしているのが、いい方向に進んでいる。そういった認識はみんなの間にあります





―全勝の話が出たけど、下のチームの戦いぶりはどう映ってた?




  僕が思うに、Aチームよりも下のチームの方がマジメというか、必死さがあったんだろうなと。常に全力で、ものすごくタックルにいきますし。そういったものがコルツから始まって、D、C、Bと連なっていく。下のチームがあれだけやっているんだから、自分たちも~という思いにさせられますし、突き上げというものをすごく感じていました

 


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―後藤監督は就任時から「叩き上げの人間が~」という話をされていた



  正直に言うと、怖いです。叩き上げと言われるメンバーは、負けたくないという気が人一倍強いと思いますし、よくありがちな過去の実績や経験に縛られるということもない。そういったことがなく、とにかく思い切りやってくるので怖いです。岩丸さんであったり、植田(ともにフランカー)であったり、何事にも恐れずにやってくるので脅威です。同時に、絶対に負けたくないと思わせてくれる存在でもあります





―空気の話といえば、先日ヤマハへ合同練習に行ったとき、清宮監督から「チームとしていい空気を持っている。あとはメンタルの部分を自分たちで作りげられるようになるか~」という言葉をもらったけど、リーダーとしてはどう受け止めた?




  できている人はできているんでしょうけど…。先ほども言ったように、今のチームはおとなしい人が多いので、試合に出ている15人だけではなくて、ワセダの百何十人全員が他人任せではない気持ちというか、自分がリーダーなんだという気持ちを持てるか、持ってこそだと思います。


 そういった意識が、清宮さんの言われた自分たちで作り上げる~に繋がっていくのかなと。グラウンドに立った以上は、自分がリーダーだという気持ちを持つこと。今は正直、後藤さんの言葉でスイッチが入る感じなので。後藤さんの言葉は、引き込まれるというか、聞くと急にスイッチがオンに入るんです。それに頼っていてはいけないんですけど…

 


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―体を作り直したら、いよいよ夏合宿が待ってます



  たぶん地獄ですよね(笑)。フィットネスは相当きつくなるという話ですし。でも、相当充実したものになるのは間違いないです





―勝負の夏、こんな時間を~というイメージは




  まず今年のワセダのやろうとしていることが8割、9割のところまで出来上がったらいいと思いますし、数で勝つためのフィットネスは、もうここでしかつけられないので、その部分は完成形に近づけたらと思ってます





―8.26 にはついに帝京大戦




  だいぶ意識しますね。もう入学してから2回負けているので。同じ相手に負けるのは嫌いですし、これ以上絶対に負けたくないです。帝京大は強い強いと言われているので、自分たちの力がどのくらいなのか分かるゲーム。そういった意味でも意識します

 


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―今シーズンから啓光学園の先輩でもある上田一貴がバックローコーチに就いた



  憧れの人です(笑)。フランカーって一般的にタックルしてサポートして~とか言われているんですけど、啓光で一貴さんに出会ったとき、ランナーとしても存在感があるし、パススキルもあるし、この人はスーパーマンだと。こういう選手がすごいんだと思わせてくれた人です。タックルとサポートだけではダメだと、それまでも思ってはいたんですけど、一貴さんに出会ってからは、常にそう言い続けるようになりました





―求められていることも高いのでは




  実際、一貴さんにはタックル、サポートはもちろん、ランナーとしてももっと生きろ、もっと考えてプレーしろと言われています。求められているレベルはかなり高いと思いますけど、ワセダのフランカーはそのくらいできて当たり前ですし、それができなければ後藤さんの求めるものにも応じきれないですから。そこまでできなければ、本当のフランカーとは言えないと思ってます





―この春、自身のなかで変われたと思うところは




  まずフィットネスがついたこと。あとは…、タックルスキルもだいぶついてきたかなと。ここは春ずっと練習してきたので





―アタックでの存在感が増しているように感じるけど。キレも増して




  あっ、そこですね(笑)。ランナーとしても自信がついたというか、一貴さんがコーチになってから、ランナーとして残ることもありますし、練習でもそういう機会を増やすよう意識してやっているので

 


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―今シーズン、一プレーヤーとして自身に課していることは



  僕が本気で求めているのは、ジョージ・スミス(サントリー)です。あれこそまさにフランカー。走れて、タックルにいけて、強さもある。本当にすごい。自分もうまいではなく、すごいと言われるフランカーになりたいんです。うまいとか、強いと言われる人はたくさんいますけど、すごいはそういないじゃないですか。自分もそう言われるようになりたいと思ってます





―みんなに聞いている質問。まだ見ぬ『荒ぶる』とはどんなものですか




  これがなければワセダではない。これがあるからこそワセダだというものです。『荒ぶる』を歌えてこそ本当のワセダなのかなって。自分たちはまだ歌えていないので、分からないですけど、これがあるからこそがんばれるものなんだと思います





―ワセダラグビーとは、と問われたら




  んー、考えたことなかったですね…。でも、一番に思ったのは、縛られずに自由にできるということです。言いたいことを言わせてもらえますし、ぶつけたいことをぶつけられますし、それがまたしっかり返ってくる。そういう場所だと思います

 

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―後藤監督が学生に求めている『自立』、今の自分たちに思うところは



  まだまだ足りていないと思います。春は後藤さんにもらうメニューがすごく新鮮で、それに満足してしまっているところがありました。春が深まってきたときに、そういったところが顕著に出てきてしまって…。


 個々のスキルを伸ばすというところが疎かになってしまったんです。それは自立できていないということ。今の自分に何が足りなくて、そのためにどう行動に移すのか。そういったことができてこそだと思ってます。変わらなくてはいけません





―より厳しさを持って




  この春は思い切ったミスなら仕方ないという感じでやっていたんですけど、一次での簡単なミスなどはもっと練習からきつく言うべきだったのかなと思いますし、FWとBKお互いの理解がこの春はまだ薄かったなと。特にBKは一番言っているのが布巻で、あいつ一人に言わせているようなところがありましたし、もっとBKはBKで、FWはFWで、そして全員で言い合えるようになっていきたいです





―最後にこれからの誓いを




  まずは夏合宿での帝京大戦。そこにすべてを懸ける。そのために今やるべきことに全力を注ぐ。それを終えたら、今度は対抗戦。昨年は筑波大、帝京大に負けて、いい意味でリベンジの舞台が用意されていますから。まずそのために、今をがんばるしかないです。まだ時間があるではなく、今が大事。時間があると思っていたら、すぐになくなってしまいますから。今の積み重ねがすべてだと肝に銘じて、練習からやっていきます


<上井草グラウンドクラブハウスにて 夏合宿を前に>


 
後藤禎和『緊張・継承・創造』 http://www.wasedaclub.com/blog_my_top/blog_id=33

WURFC2012『Independence day』 http://www.wasedaclub.com/blog_my_top/blog_id=34

特別編  磐田遠征、ヤマハ合同練習[後藤禎和 『緊張・継承・創造』]

投稿日時:2012/07/13(金) 21:19



 12日(木)、13日(金)の二日間、私の古巣でもあるヤマハ発動機ジュビロとの合同練習を行ってきました。


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 今回お願いした背景はいくつかありまして、まずはFW強化のため。この春大学レベルではある程度順調にきたなかで、それよりも高いレベルを体感したい。特にスクラムで体を当てたかったというのがひとつ。そして私がヤマハのOBであることと、清宮がヤマハの監督であること(笑)。監督に就任した段階から、どこかのタイミングでこういった合同練習を行いたいという思いを持っていました。9月になればトップリーグが始まってしまいますし、8月はワセダも夏合宿がありますので、タイミング的にはここしかないだろうと。


 初日はユニットがメインで、スクラムしか見ていませんでした。今回のヤマハでトップリーグと組むのは3チーム目になりますが、初めてボコスカいかれたという感じです。遥かに強い相手と組むという貴重な経験ができましたし、なおかつそのスクラム練習の1時間のなかでそれなりに対応できたのは、すごくよかったと思います。


 2日目はチーム練習、コンタクト中心の練習で、基本的にはいかれていましたが、思っていたよりもやれていたというか、通用するところも多々あり、十分勝負できていました。東海大戦で出た課題に対して、まだミーティングで意識付けをしたという程度でしたが、かなり改善できており、改めて夏以降にワセダがやらなくてはいけないことに確信が持てました。モールはダメでしたが…。


 全体を通して、通用するところがありましたし、自分たちより大きくて強い相手と当たる経験、タイトな局面に身を置くという目的を十分に果たせて、非常に有意義な2日間になりました。できれば、秋以降も定期的に~という感じです。


 久々に磐田を訪れ、会社に行き、昔の仲間とたくさん会えたのは嬉しい出来事でした。監督として清宮と対峙するのは、いつもと変わることはありませんが、清宮がここヤマハで監督をしているというのは、未だにピンときませんね(笑)


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以下、ヤマハ発動機ジュビロ・清宮監督にも寄稿してもらいました。


<ヤマハ発動機ジュビロ監督・清宮克幸>
「ヤマハには色々な大学が来ていますし、ワセダが特別ということはありませんが、後藤が監督としてワセダにいて、私がここにいて、練習しない方がおかしいという話ですよね(笑)。


 2日間ワセダと一緒に練習をして、例年以上に体を張る人間が多いと感じました。例えば、この練習ではタックル8割で~と言っても、逆ヘッドで入ってボッコボコ音をさせている。後藤が指揮しているチームらしいなと感じましたし、非常にいい空気をしていますね。スクラム練習がメインでしたが、素材的には十分自分たちの武器になると思います。フロントコーチが3人もいる大学チームは他にないですから、奮起して欲しいです(笑)。


 大学日本一に向けては、メンタルの部分を選手たち自らの手で作り上げられるようになること。過去負けている試合は、自分たちの持っているものを出せずに負けたゲームが多いですから。練習終わりに学生たちにも直接言いましたが、その辺りをリーダーたちで色々と議論してやっていって欲しいと思います」


Vol.5 激動の春、進むべき道―[後藤禎和 『緊張・継承・創造』]

投稿日時:2012/07/04(水) 22:00

 

  覇権奪回、将来の社会的リーダーとなることを掲げ、2月にその歩みをスタートさせた『後藤ワセダ』。時に苦しみも味わいながら、チーム一丸、心ひとつに、一気にこの春を駆け抜けた。


 ギラギラ感溢れるなか残された成果は、近年の記憶にはないSr、Jr、Co全チーム勝利。果たして、その強さはホンモノなのか。プランに照らし合わし見えてきたものとは…。指揮官・後藤禎和が語る、この春の足跡、拓かれつつあるワセダの未来―

 





後藤禎和 『緊張・継承・創造 Vol.5 』

編集・疋田拡



 



―お久しぶりになりますが、まずあれからの一ヶ月半、ワセダにとってはどんな時間だったのでしょう




  んー、3歩進んで2歩下がる(笑)





―それでも、一歩ずつは前進できていたと




  そうね。Aチームだけではなくて、上から下まで全体が充実していたんじゃないかな





―どういった点に「充実」、一歩進んだ感を抱いていたのでしょうか




  例えば、初期の頃の早明戦(5月13日)で出ていたようなディフェンスの課題をその後修正して、6月頭の高麗大戦なんかでは、その成果がいい形で出たりとか、アタック面で前に前に仕掛けていこうという部分は、どの相手に対しても、特に一次の精度は着実に上がっていた。


 じゃあ、そこができているから今度は二次の精度を上げていこうというように、少しずつ前進できていたんだけども……、最後の東海大戦なんかでボロが出たというか、進めていたと思っていたディフェンスでも、ちょっと向こうのレベルが上がると精度が途端に低くなったり。そこが2歩下がると言った部分。そんなところかな

 

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―その東海大戦を改めて振り返って頂くと



  まぁ大枠で言うと、東海だけではなくて、最後のリーグ戦との3つの試合(流通経済大、大東大、東海大)は、基本的には相手が同じような戦術、戦略で、これは分からないけれど、対ワセダ対策をしっかり準備してきたように受け止めています。恐らく、秋の本番でも、どのチームもこういう戦い方を仕掛けてくるだろうということが明確になったので、夏以降やることがハッキリしましたね




―最後の最後に逆転サヨナラ勝ち。ああいったゲームになってしまった要因は




  基本的には、ミスとペナルティ。もちろん相手も強かったけど、自分たちから崩れていった要素が大きかった




―終盤はどういった思いで見ていたのでしょうか。負けてもおかしくない展開ではありました




  んー、これは別に負け惜しみでもなんでもなくて、春の全勝なんて全然というか、それほど拘っていた訳ではないからね。負けを少しは覚悟したところはあったけれど(笑)。ただ、向こうも同じようなミスなりをして、ずっと2チャンス以内できていたから、まぁ最後に取られてもう一本取った時点(75分、36-38)でいけるかなって予感は持てた。


 取られた瞬間もうダメだと思うんだけど(笑)、その後すぐ取れていたからね。2チャンス以内ならいける予感は十分あったかな

 

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―終盤はモールに拘っているように見えましたが、あの選択についてはどう見ていたのでしょう。勝つにはあれしかないの現実的なグッドチョイスだったのか、それとも…



  この間の時点、現時点でああいう展開になったら、あそこに頼るのは致し方ないんじゃないかな。だから、いい選択であったと思う。実際、あの試合でも取れていたからね





―東海大戦に至るまでのところでも、モールでトライを重ねていましたが、これは大きな武器になっていると見ていいのでしょうか




  なっているね、スクラム以上に。だから、これに頼りっぱなしになるのではなくて、じゃあ相手がモールを抑えるためにディフェンスが寄ってきたところで、どう仕留めるか。そこの精度まで、夏の段階でレベルアップしていきたいね。BKのメンタリティとして、そこばかりに頼ってしまうのはなくしたいかな、少なくとも





―前回の段階では、まだ評価に値しないと言われていたモールディフェンスに関しては。色々と駆け引きしているのが印象的でした




  そもそもなぜモールを武器にするのかというと、現行ルールだと圧倒的にアタック側が有利だから。これは俺の持論だけど、どんなにがんばっても5回ゴール前でモールディフェンスの機会があったら1回くらいは必ず取られる。まさにこの間の試合はそうで、レフリングの解釈もあるけど、止められるところはしっかり止めていたからね

 

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―試合後、学生たちにはどんな言葉を



  収穫は最後の10分だけだよって。課題が明確になった分、7月からまたがんばってくださいって(笑)




―試合を通して近場で喰い込まれ続けていましたが、そこの対応はどのように見ていたのでしょう




  まぁだから、体をちょっとは大きくしたとはいえ、東海や帝京と比べると、劣勢になるのは分かっていたことであって、じゃあ1対1で劣勢な分どこでカバーするのかというと、数とスピードになってくる。その両方の意識が淡泊すぎたね。特にディフェンスの面では





―タックルそのものがどうというより、足りなかったのはその意識の部分だと




  要は2人目、3人目のところ。特に2人目の意識が希薄で、淡泊すぎた

 



―つられるようにBKもいかれていましたが、やはり内側のところが根本要因になるのでしょうか。内側に立てないところから始まる悪循環



  要はゲインをされて、精神的に浮足立った状態で、そんなにピンチではないのに、慌てて自分たちでギャップを作って、傷を大きくしてしまう。それの繰り返し。大きくゲインされて、ペナルティをして、ゴール前。まったくこれの繰り返しだったからね。


 まぁ、切羽詰まったところで出せないスキルはレベルじゃないってこと。そういう意味でボロが出た。落ち着いた状態であれば、十分止められるシチュエーションだったから

 

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―先ほどチラッと口にされましたが、東海大戦を見るに、帝京大などもあの戦い方を徹底的に挑んでくるように思います。対ワセダ勝利への近道



  まぁだから、ああいうラグビーを突き詰めていくと、強かったときの関東だったり、更に極端に突き詰めていくと昨年までの帝京になる。ワセダが打ち破らなければならないのは、ああいうスタイルで、それより遥かにレベルが高いイメージですね





―春終わりの段階で、ディフェンスの安定をある程度のレベルまでに上げておきたいと言われていましたが、まだまだという評価になるのでしょうか




  そんなことはないんじゃないかな。段階的にいくならば、システムの理解であるとか、そういったところはだいぶできているはずだからね。あとは、ディフェンスというよりも、タックルの局面のところの精度だから、そもそも今回いかれていたのは




―アタックではボールを動かせませんでした




  そもそもマイボールがなかったからね。これも相手の戦術というか、戦略。向こうは絶対にボールを渡さないとやってきているなかで、少ないチャンスであっさりミスしたり、蹴り返したりしてたら、そりゃボールは動きませんよ
 

 

 
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―カウンターにいかなかった場面は、その象徴?



  んー、そこは大いに不満だったね。カウンターのチャンスは一回しかなかったけど(笑)

 



―春中盤以降、一次の精度が上がっているように映っていましたが、手応えとしてはいかがでしょう



  見ていてゲインは確実に到達しているし、超えていた。そこの一次の球出しが早いときには、いい展開に確実に繋がっているからね。あとは二次のセットの早さ、アタックの精度、サポートの精度。もちろん、一次のブレイクダウンもまだまだなんだけど。こいつがいるときは出るけど、こいつがいなかったときは出ない、みたいなことがあるから、そういったところかな




―「走り勝つ」についてもやっぱり…




  これもそういった展開に持ち込めていないからさ。ボールを相手に支配されてしまって





―ただ、東海大戦しかり、80分足は動き続けているように見えます




  まぁ、後半最後の10分であれだけやれるのは、練習の成果だろうね

 

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―5月の段階では、妥協せず厳しい練習を課すと言われてましたが、その後の手綱は



  別に追いこんではないけど(笑)、さほど緩めてはない。まぁ、トップリーグとの合同練習(NTT、サントリー)もあったし。先に生きるというか、この時期調整しても意味がないからね。7月に十分休めるし




―トップリーグの話が出ましたが、スクラム練習がメインでした。前回の段階では分からないと言われていたスクラムの評価はいかがでしょう




  これも…個人個人の問題になってきているのかなと。そんな気がしてます。全体としてスクラムのボトムアップというのは確実にできてはいるけど、そこから先、本当に強い相手を押しきるところになると、個人の問題になったり





―先日のサントリー練などでは、押したという手応えがあったようですが




  トップリーグ相手にもしっかり組めているね。2,3年前の対社会人の合同練習と比べると、全然違う状況だと思うよ




―春は体を大きくするところから始まり、一定の成果を得ましたが、現在は…




  これだけ毎週試合が続いたら落ちるのはしょうがない、落ちてしかるべきなんだけど、にしても落ち過ぎだろという人間はいるね。そもそもそれほど上がってない奴が大きく落ちたりしてるから…。まぁ、体質もあるんだろうけど。ただ、時期的には練習の強度、質、量を上げる時期なので、そこはある程度はしょうがない

 

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―改めて、春の最後に東海大と戦っての想いは。これまで見えていなかったものが見えたり、この先が描けたり…



  さっきの繰り返しになるけど、相手がワセダに対してどうやって戦ってくるのかというのが、監督の立場として明確になった、腑に落ちた。と、いうところで、じゃあこれから何を準備しなければならないのか、どこをテコ入れしなければならないのか。俺の頭のなかではハッキリしたね。こちらは、まったくと言っていいのかな、何の対策もせずに試合に臨んでいたから

 




―もし負けていたら、空気、プラン、過ごし方、諸々色々変わったのでしょうか



  終わってみないと分からないなぁ、そこは




―現在は一週間のオフですが、オフ明けから夏合宿までの過ごし方は




  基本的には3月の、春シーズン前の最初の繰り返しになりますね。まず体を大きくする。そして、基本スキルの再構築ということになるんだけど、基本の部分はもう少しユニット間の連携になるかな




―春先は基本スキルの向上を掲げていましたが、現時点での評価は




  んー、継続は力なりなんだけど、やっぱり試合期になってポジ練にかける時間がなかなか取れない、あるいはおろそかになったりした部分があって、精度が落ちているなと感じる部分はあるね
 

 

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―春シーズンを通して、学生たちの変化を感じた部分はありますか。学生たちに求めると言われていた「自立」も含めて



  まぁ、最後の試合で崩れきらなかったというのは、多少はタフになってるんじゃないかなって。自分たちで色々声掛けて、こうしよう、ああしようとやっていた感じ……する?(笑)




―試合中ちょっとおとなしい気はしました。特にBKは




  BKはね…。でも、徐々に自分たちで考えて行動できるようにはなっているのかなぁ。何と比較して、どこと比較してというのが難しいんだけど、以前の彼らと比較してなら、よくなっているとは思う





―春シーズンの満足度は~と問われたら




  満足はしないタイプ、できないタイプなので(笑)、まったくしてませんね




―春シーズンを終えて、後藤さん自身に感じる変化などはあるのでしょうか。ラグビー観が変わったりだとか、自分にこんな一面があったのかとか…




  ラグビー観が変わるってことはないだろうね。でも、歳取ったかな(笑)。これは監督になったからとかではないんだけど。10年前というか、コーチになった頃に比べると動けないし(笑)、あちこち痛いし…(笑)。そういう意味では、俺自身のコーチングの仕方も、監督になったから、今年になってからということではないけど、だいぶ変わってきてるんだろうなと。具体的にどうこうというのは、うまく説明できないんだけど

 

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―春シーズンが終わるときには、チームとして迷いなく自信を持ってプレーできるように、SOがしっかりイニシアチブを取ってコントロールするところまで持っていきたいと話されていましたが、実際その部分の感触は



  まだまだだなぁ…。吉井にしても、 森田にしてもね。声が聞こえてこないからなぁ。そこなんじゃないかな、さっきのBKから声が聞こえてこないというのは

 



―ここは根気よく~でしょうか



  まぁ、小倉が帰ってきてどうなるのか。あいつは声だけは出すからね(笑)。そこもキャラクター。当然声を出すというのは、俺のなかで大事なスキル、評価の対象、要素になってくる。それが出せない、ゲームコントロールできないというのは、SOとしての評価は下がるよ




―この春はBチームに充実を感じました。すべてのゲームで圧倒的勝利




  練習していても、やっぱり強いんだよね。だからAとやっている練習の成果が最大に出ているのがBなのかなって。逆にAは少し落ちる相手とやっているから、しんどい局面であたふたしてしまう。Bはしんどい局面の経験を普段からしていて、Aはしていないから本番でそういう局面になったときに、あたふたしてしまう。そういうところなのかなって




―実際には、AとBの差はかなりあると




  そこの差はもちろんあるよ。当然序列つけているからね(笑)。でも、当初ほどの大きな差はなくなっているかな。Aチームにはタイトな局面を練習から意図的に作っていこうと思います
 

 

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―若いメンバーに任せたジュニア、コルツに対する評価は。こちらも全勝です



  結果が出ているということは、評価していいんじゃないかな。特にメイジ、東海相手に上から下まですべて勝ったのは、評価できると思うよ




―上から下まで、みなギラギラしているように感じました




  クソだね(笑)。なんて、まぁいいんじゃない(笑)。昔のことすぐ忘れちゃうから、実際昨年と比べてどうかと言われると、俺にはよく分からないかな





―叩き上げの選手が上で活躍する文化を~という話を就任時にされましたが、パッと思い浮かぶだけでもかなりの選手が上で活躍しています




  大瀧(プロップ)なんかは叩き上げだね。本当の意味の叩き上げ。すっげぇ弱かったから(笑)、入学した瞬間は。いいんじゃないかな。いいことだと思うよ

 

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―遠くを見て~と言われていた1年生も、徐々に頭角を現しているというか、随所に成長を感じます



  これもよくなってるね、確実に。だから全体的にはうまく進んでいるというか、相対的にはうまく進んでいるかなと





―上田竜太郎のキャプテンシーについてはいかがでしょう。初戦の段階では、そこにあまり興味を持って見ていなかったと話されていましたが




  今もそこがどうこうという視点では見てないけど…(笑)、でも前回も言ったと思うけど、みんな頼っているんじゃないかな。それはいい面でもあるし、昨年の(山下)昂大もそうだけど、あまりひとりに頼りすぎるのはよくないから、そこがどうかだね

 




―この春は新たな試みである交流戦もあり、毎週試合が続きました。学生たちにはそれを乗り越える意識、習慣を身につけてほしいと話されていましたが、その点に対する評価は



  何だかんだでケガ人はでてしまったけれど、最後までやり通した奴を見ていると、そんなに疲弊もしていないし、バテてもないし、まぁまぁよかったんじゃないかな

 


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―ケガといえば、ラグビー界でもっとも注目を集めていた藤田慶和が、同大と招待試合で負傷し、先日手術を受けました



  ケガしてしまったものはしょうがない。そもそも11月いっぱいまではいないと覚悟していたから、そういった面ではいいんだけど、彼自身の競技人生において、この年齢でのこのケガというのはね。うまくこの1年を財産にできればいいんだけど。マイナスになるようなことは絶対にしてはいけないと思っています。チームとして




―やるべきことが見えたと言われていましたが、夏合宿のイメージを言葉にして頂くと




  相手がこちらにボールを渡さないラグビーをしてきたときに、それをどうやって取り返すか。取り返すためのトレーニング。そしてアタックは、今やっていることに更に積み上げていって、いくつか新しい要素を加えていく感じです

 




―春中盤の段階では、いいスタートを切ったように見えても、チーム作りの進行度が早まることはなく、やはり予定通り~という話をされていましたが、終盤から夏も変わりませんか



  試合期に入った段階で、試合をこなしていくためのタフネス養成というところだったからね。その時点で、そんなに大きく、新しいスキルが劇的に伸びるなんてことは期待してなかった。むしろ、最後の東海戦をあれだけケガ人が出たなかで乗り切ったというのは、チーム全体の底上げという面でいくと、当初の想定よりいい方向にいっていたかな。東海戦、DチームのCTBはSHだったからね




―年間プランから逆算していったときの夏合宿の位置づけは




  基本的にはチーム練習。今年どうやって戦っていくのかを、春もそうではあるんだけど、もう少し具体化したところまで落とし込んで、それをある程度のレベルまで完成させる
 

 

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―夏合宿では8月26日、ついに帝京大と対戦します



  何とか帝京にチャレンジできるところまで辿り着けたかな。チャレンジする立場だから、基本的には楽しみだね


 *8月25日CDE、26日ABと、初の5連戦を予定。他、Aチームは19日に慶大と対戦



―今年のチームはこうやって勝つんだという姿、あり方はだいぶ描けてきているのでしょうか




  んー、最後の試合で、まだまだだと課題を突き付けられたので、夏合宿でそれを克服できたときに…、まぁそれを試すのが帝京戦になるんだけど、そのときまでは分からない。今日の段階、今の時点では分からないね





―本業のワセダクラブの業務の方は…




  大変で発狂しそうですよ(笑)。この春はルーティンをこなすのに精一杯でしたね

 




―最後に支えてくださる皆さんに伝えたいことがあれば



  夏の菅平の帝京戦はもちろんですが、北風祭に是非いらしてください。今年はたくさんのOBに集まってもらいたいということで、OB戦を企画しました。あとはちびっ子との交流。演芸もマンネリしたところがあるので、ちょっと変わったようにして皆さんとの距離を近づけたいと思っています。是非上井草に来て、学生たちに声を掛けてあげてください
 

<ワセダクラブ事務所にて 春シーズンを終えて>

 

■Vol.68 千葉県ガールズフェスにレディース三人娘が参加![ラグビー レディース通信]

投稿日時:2012/07/03(火) 15:30

6月24日、「千葉県ガールズ・ラグビーフェスティバル」がIBM八千代台グランドで行われ、レディースからは、みずは、みゆ、なつきの三人が参加しました。
 
IBMの選手によるラグビークリニックを一時間半受けた後に試合が行われました。
三人は、茨城・高崎・東京U15チームとして参戦です。
(みゆSH、みずはSOのワセクラハーフ団。なつきはWTB。ビブス番号は8、7、5)
 
一試合目
前半は10-15の相手チームリードで折り返し、後半、相手ゴール前のペナルティから みゆ→みずは とつないで逆転トライ!!
その後もお互いにスピードのあるプレーでトライを取り合いましたが、最後に続けてトライを許してしまい、最終スコアは27-41でした。

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二試合目・・・みず母のレポート☆
結果は22-22の引き分けでした。
ワセクラチームのリードで進んでいましたが、後半最後に追いつかれてしまいました。
けれども、二試合目には収穫がありました!それは、試合に慣れてきたなつきちゃんがディフェンスを頑張ったことです!
やはり、試合をたくさんすることの大事さがわかります。
 
暑い中、三人ともたくさん走り、頑張りましたね!
中学生の試合は、どんどん進化してる!オフロードパスや、ピックアンドゴー、ジャッカルなど、IBMの選手からも「おおー!」という声がたびたび上がっていました。
 
また、小学生の部にはスクールから、あかねちゃん(小6)、らんちゃん、ふーちゃん(小3)が参加しました。
こちらも、他のスクールの女の子たちと試合を頑張りました。
らんちゃんとふーちゃんは負けて悔し泣き。次の熊谷ガールズフェスティバルでリトライ!頑張ろうね!
 
(文責 の)

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