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ブログ 2012/8

Vol.6 充実の夏、王者からの教え―[後藤禎和 『緊張・継承・創造』]

投稿日時:2012/08/28(火) 17:22

 

  春シーズンを無傷で乗り越え、更なる飛躍を誓った夏。聖地・菅平では、打倒・帝京をターゲットに連日激しいトレーニングが繰り広げられた。そしてついに迎えた8.26、王者との大一番。誇り高き男たちは意を決して戦いに臨むも、、、


 待ち受けていたのは、ワセダの根幹を揺るがしかねない屈辱の大敗…。それでも、打ちのめされたからこそ、見えてきたものがある。地獄を味わったからこそ、芽生えたものがある。降伏にはまだ早い。今こそ真価が問われるとき。


 「すごく充実した夏だった。誰も気持ちが切れてなかったし、手を抜いている奴もいなかった。あれだけしんどい状況のなかで意識高くやれるというのは、ものすごい精神的な成長だと思うね」。『後藤ワセダ』、0-43からの反攻宣言―

 





後藤禎和 『緊張・継承・創造 Vol.6 』

編集・疋田拡



 



―久々の東京になりますが、いかがですか。仕事がたっぷり溜まっていたり…




  暑いねぇ、東京は(笑)。仕事に関しては、春先の方が忙しくて、例年8月はそんなに忙しくないんだよね。これからはある程度ラグビーに専念できる環境になるかな





―監督として初めて迎える夏合宿でしたが、言葉にして頂くと




  非常にいい合宿でしたね。ちょっと暑かったけれど、雨に降られてメニューが消化できないということがまったくなかったし、この成果はそのうち出てくると思いますよ。充実してました





―総決算・帝京大戦の振り返りをお願いします




  まぁ、Aの試合に関しては、何を言っても言い訳になってしまうけど…。基本的なところの課題は慶應戦と同じで、ミスとペナルティといったところをコントロールできなかった。特にBKのところのミスは、組み立てを考え直したいですね、対抗戦に向けて。まずはそこからです。


 ただ、チーム全体としては、負け越しはしたものの、昨年は全チーム歯が立たなかったのが、2つ勝って(B、C)、もうひとつも同等に戦うことができたのは、すごく手応えを感じています。逆に負けたAとDがほとんど同じような展開。ああいった展開にしてしまうと点差がつくと分かったので、まぁあと2カ月でそうならないように仕込んでいくと

 

 




―0-43というスコアについては



 帝京は ディフェンスが本当に素晴らしいですね。慶應戦のときも同じようなことを言っていたけれど(笑)、それ以上の分厚さを感じたので、それをどう崩して、どうやって点を取るのか、ここは監督、コーチが努力していかなくてはいけないと思っています





―戦いに臨む学生たちのことはどう映っていたのでしょうか。ここを目標にやってきたなか、ついに迎えた試合でした




  ジュニア(C、D)以下の奴らはみんな泣いていたけれど(笑)、A、Bに関してはそれほど力むこともなく、いい感じでいったと思ったんだけどね





―Aチームの試合で一番差を感じたところは。ああいったゲームになってしまった要因




  一番は、変に勝ちを意識して、カタくなってしまったこと。カタいというのは、手堅く手堅くという気持ちが強過ぎた。あのゲームのテンポというのは帝京のリズム。嫌じゃない、嫌に感じさせらない、まったく苦にならないリズム

 




―トップリーグのゲームを見ているような重厚感がありました



  例えばペナルティでもっと行くべきところは速攻を仕掛けるとか、キックを蹴ることは悪いことではないけれど、同じ蹴るにしても、もう少し動かして蹴るとか。そういったオプションも用意していたんだけど、できなかった。安易に蹴ったり、安易に蹴ろうとしてチャージ喰らったり。そういったところで気持ちの面で硬さがあって、それがやっぱり帝京のプレッシャーを受けてしまうことに繋がった気がしますね





―ワセダもフィジカルを意識して鍛えてきましたが、その点に関しては。実際に体を当てての感触




  前半20分を見る限りではいけるというか、そこそこ手応えを感じています。もちろん、じゃあ外国人選手に対して1:1で勝ちきるというのは、ちょっと…どう表現していいのか分からないけど(笑)、勝ちきることはできなくても、20分に関しては十分ボールを確保することはできていたので、あとはもう少しこういう局面だったら、こういうブレイクダウン、相手とのコンタクトの仕方はこうとか。特にBK。そういったところを落とし込んでいく。


 そして、何といっても先手を取る。どんな形でも先手を取る。そうすることができればね。Bの試合を見てもらえれば…。あんな簡単に点を取らしてくれないのが帝京のAではあるんだけど





―ブレイクダウン、特にディフェンスブレイクダウンの圧力は相当なものに映りました。ガッツガツこられ、ターンオーバーされるシーンが散見され




  後半点差が開いてから、グダグダな展開になったときにブレイクダウンでいかれたのは、ああいった流れになってしまったらしょうがない部分もある。でも、改善しなくてはならないのは、そうではない局面で…。


 例えばサポートがいないのではなく、サポートしづらいコンタクトをしてしまっていたり、シチュエーション毎に重点的に落とし込んでいかないと直らないかな。その一発のターンオーバーが試合を大きく左右してしまうから。勝負の肝だと言っていた部分の意識が緩かった

 




―走り勝つに繋がる2人目の寄りについては。帝京もかなりきていました



  Bに関してはすごくサポート早かったし、Aについても先ほど言ったように、最初の20分は意識高くできていた。だからサポートがいないのではなくて、寄れない。ボールキャリアが浅いと言えば浅いで済んでしまうのかもしれないけど。近くにはいるんだけど、サポートしづらいコンタクトをしてしまう。それだけ煽られているとも言えるんだろうけどね





―慶應戦の後、BKが~と言われていましたが




  ミスが多いので、ここは攻撃の組み立てをちょっと改善するというか、ミスをなくすオプション選択をさせたいと思っています





―対するFWについては。スクラム筆頭にかなり戦えているように見えました




  ビデオを見る限り、ほぼプランどおりというか、想定どおりの戦いが特に前半はできていたんだけど、それをゲーム全体の優位性にもっていけないもどかしさはあるね





―もう少し、でしょうか




  ここはやっぱりHB団のゲームコントロール

 




―「練習を見る限りディフェンスはよくなってきている」と言われていたなかでの43失点でした



  崩されているのは3つだけだから、まったく気にしていません。そうは言っても、ゴール前でもう少し粘って欲しいというのはあるけど…





―春のラスト、東海大戦で失点を重ねたときとは現象なり、少し違うと




  あのときの方がディフェンス全体に危うさを感じたね





―Aチームは試合中おとなしいかなとも感じましたが、その辺りはどう映っていたのでしょう。ちょっと落ちたというか。自信、気迫…




  まぁ、西橋(SH)とかがいなかったのが大きかったのかもしれないね、声が聞こえてこないのは





―こんな感じで~という諸々の想定があったかと思いますが、それと照らし合わせると、どうでしょう




  俺自身はまったく悲観してないというか、むしろFW戦であれだけ戦えたことは大きいなと。もちろん、ああいった試合展開になってしまったことはとても残念ではあったけれど。もっともっと、戦える潜在力は十分にあるはずだから

 




―そういった展開にならないための肝は。ここ!といったもの



  もう少しその攻撃の部分で、どういうムーブから入って~とか、細かいところまで突っ込んで、落とし込んであげる時間が必要なんだろうなと





―この夏で学生たちの成長を感じたところはありますか




  まぁ、だから結構しんどいことをやらしたけれど、意識高く、集中力高くやってくれたところかな。あいつらが本音の部分でどう思っていたか知らないけど(笑)





―Bチーム以下の話も出ましたが、昨年の秋などに比べると、組織全体として帝京に迫れている実感があると




  やっぱりFW戦の優劣であって、昨年までだったらスクラムが完全に崩壊していたのが、今年はどのチームもほぼマイボールは確保できるところまできたしね





―その先のあと一歩、足りないのはどんなところでしょう。いい試合をするところまでは来た。その先の勝ちきるところ




  結局ワセダはというか、体格で勝る相手、あるいは自力で勝る相手に勝つためには、こちらがミスをしていてはいけない。一回のミスも許されないくらいの緊張感なり、ディテールに拘った練習態度。例えば、ひとつひとつのウォームアップメニューから何から何まで意味のないことはやらせているつもりはないので、帝京戦のこの大事なこの局面を本当に意識してやれているか。そういったところだと思います

 




―帝京大と肌を合わせたからこそ見えたことは



  間違いなく帝京が大学のなかで一番強いという実感は持った。そんななかで、通用する部分と全然ダメだった部分があって、そのダメだった部分は実は慶應戦と同じようなところにあった。当面改善しなければならないことがハッキリしたわけで、それを経てもう一回対抗戦(11月3日)でやってどうなのか。またそのときにうまくいくところ、いかないところが見えてくるんじゃないかな





―プレーの面で帝京に対して特に感じたことはありますでしょうか




  ディフェンスの意識が高い。これは何度も言っていると思うけど、ラグビーで勝つためには、セットプレーの安定とディフェンスの安定というのが最優先にあって、ディフェンスの安定度が一番高いレベルにある。それはなぜかと言うと、やっぱり前5人が献身的に動いて、しかも判断能力、反応速度、そういったところが残念ながらワセダの前5人より上回っているから。トライを取りきれなかった大きな要因はそこにある





―あの内側からの圧力、バッキングも見事でした




  でも、そこでゲインしたところのブレイクダウンを精度高く出して、早い球出しでチャンスフェーズを仕留めるということをしなければ、帝京には勝てない。そういったところはまだまだですね

 




―敗戦後、学生たちにはどんなお話を



  まぁ、まだまだだからがんばりましょうねって。さっきも触れたけど、本当にひとつひとつの練習の細部のところまで帝京とやるときを意識してやれていたかどうかってところ





―すぐにワセダのグラウンドに帰っての反省練習を行いましたが、学生たちのことはどう映ったのでしょう




  誰も気持ちが切れてなかったし、手を抜いている奴もいなかったし、あれだけしんどい状況のなかで意識高くやれるというのは、ものすごい精神的な成長だと思うけどね





―いよいよ9月9日に対抗戦が開幕しますが、やはり11月3日をターゲットに~となるのでしょうか




  勝負になってくるのは筑波戦、帝京戦になってくるので、1カ月半、2カ月のスパンのなかで、先ほど言った攻撃の組み立ての部分をどうテコ入れしていくかってとこですね





―描いていた年間プランのイメージは…




  本当は、、この帝京戦でアタック、それに伴うブレイクダウンのところを完成に近い状態にもっていきたかったんだけど、そこは停滞ですね。ちょっと後ろ倒しになったと言わざるを得ない

 




―後藤さん自身、『清宮ワセダ』時代にコーチとして関東学院大に春夏と大敗した経験をお持ちです



  あのときとはまったく違うと思うよ。まったく違う。絶望感しかなかったからね(笑)





―30日からは釜石への遠征に向かいますが、ここに込められた想いは




  これは3つあって、1つは社会人と肌を合わせたい、体をぶつけたい。2つは、復興支援なんていうおこがましいものではなくて、まだ俺自身被災地に行ったことがなくて、あれだけの被害を受けた現場を見ることで、何か感じるものがあるのではないかということ。これは実際に行ってみなければ分からないけれど。最後は、地元の子供たち、高校生たちにワセダのレギュラー選手たちが行って喜んでもらえるのならば、こんなに嬉しいことはないということです





―ワセダも復興しなくてはいけません。最後にシーズンへ向けた誓いをお願いします




  今はまだ実感がないといいますか、今週釜石に行って何か感じるものがあって、そこからシーズンへの決意が湧いてくるのかなと思っています。まだ夏合宿は終わっていないということです

 
<ワセダクラブ事務所にて 夏合宿を終えて>

 


後藤禎和『緊張・継承・創造』 http://www.wasedaclub.com/blog_my_top/blog_id=33


WURFC2012『Independence day』 http://www.wasedaclub.com/blog_my_top/blog_id=34

■Vol.69 2012夏の強化練習だ~!![ラグビー レディース通信]

投稿日時:2012/08/22(水) 12:41

8月18日(土)今年も上井草で夏の強化練習を行いました~!

昨年に引き続き世田谷レディースと、今年は関東大会でチームを組むラガール7の皆さんに参加頂き、小島コーチ指導の元、総勢23名(+ちびっ子)で、連日の炎暑に負けじと熱~い練習を乗り切りました。

午前中は、タッチフット、パス、1対2、2対3など。序盤は、皆、様子見?な感じで声も控えめでしたが、チームトークなどで段々と意志疎通ができ、活気づいてきました。

と、午前練習も終盤になったころ、真っ黒な雨雲が!!あっという間に雷雨&豪雨。
(ごめーん、私、雨女ならぬ豪雨女なの‥。)

午後練習までに雨が上がることを祈りつつ、皆でお弁当タイムへ。(写真撮るの忘れちゃった(>.<))

もりもり、食べながら交流を深めました。

こじコーチの奥様の差し入れの「梨」とっても美味しかったです!!ありがとうございました。

 
そして、自称晴れ女のしょうちゃんのお陰!?(^_-)で、午後は強い日差しが戻り、コンタクト練習へ。
1対1やアタック&ディフェンスでガツガツ当たって、最後は、FWとBKに分かれて合わせました。

大人数での練習って、楽しい~!
少人数のワセクラ女子はちょっと押され気味!?だったけど、それぞれの課題を見つけて、これからの練習に生かしていきましょうね!

暑い中、ひたすらドリンクを作ってくれたみゆママ、深謝です!

(文責 の)
































































































































特別編 夏合宿中間報告[後藤禎和 『緊張・継承・創造』]

投稿日時:2012/08/20(月) 20:42



 天候に恵まれ、順調にスケジュールを消化してきた夏合宿もちょうど折り返し地点。昨日はその成果を計るべく、Aチームが慶應大学と対戦しました。

 
 春からテーマのひとつに掲げて取り組んできた『先手必勝』、最初の10分を特に意識して臨みましたが、パフォーマンスは真逆なものになってしまい、反省しなくてはいけません…。その要因、取っ掛かりは、いつもどおりのミスとペナルティ。そこで受けに回ってしまったときに、練習ではできているディフェンスなり何なりで、あたふたしてしまい、自分たちで穴を開けてしまって、いきなりいつものプレーができなくなる。まだまだ精神的にモロいということでしょうか。


 FWに関しては、順当だったと思います。一方のBKは天候の問題を含めても…。そもそもミスをなくそうと、この合宿取り組んできたにも関わらず、拘りがありませんでした。ここは大きな課題です。


 ディフェンスは、もう少しタイトなゲームをしてみなければ分かりませんが、練習を見ている限りではよくなっています。逆に昨日のゲームでは、慶應のディフェンスに感心しました。皆よく戻ってがんばっているなと。慶應もきっちり取り組んできたことが分かりましたし、春より強くなっていて、さすがです。


 明日から夏合宿最後の週となりますが、残された時間は帝京戦に向けてしっかりとした準備をしたいと思っています。今までの10日間はベーシックな部分、基本戦術に取り組んできましたが、最後は対帝京を意識した週にします。


 夏合宿の大きなテーマである、チームとしての成熟という面では、BKがあのようなデキだったので、まだまだ全然です。

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